「保育園看護師」になりたい!

「保育園看護師」になりたい!

保育園看護師は子どもたちの健康管理が主な仕事です。子どもが好きで、子どもたちと関わり成長を見守りたい看護師にとって大変やりがいのある仕事です。保育園の勤務は日勤のみなので家庭と両立しやすく、人気の職場でもあります。保育園では保育士としての仕事をすることも多いです。働く女性の増加により保育園の需要は年々高まっています。そのため、保育士の資格が必要なのか、小児科の勤務経験があったほうがいいのか、求人を探す方法など、保育園看護師として働きたい看護師が知っておきたいことをまとめています。

保育士の資格と小児科の経験は必要?

保育園では保育士の仕事を行うこともありますが、看護の専門家を求めて採用するので、保育士の資格は必須ではありません。ただ、保育士の資格があると、クラス担任を任された時の保育計画の立案や実務的にも役立つでしょう。
保育園看護師の要員は一人だけのことが多いため、即戦力であることが求められています。そのため、適切な判断と処置ができる人材が求められ、小児科勤務の経験や子育て経験のある看護師は優先されます。しかし、小児科の経験がなくても、ベビーシッターやベビーマッサージなど保育園で乳幼児と接するのに役立つ資格を取得しておくと、採用に有利になるでしょう。

保育園看護師に向いている人

保育園看護師に向いているのは、なによりも子どもが好きであることでしょう。子どもが好きだから子どもと触れ合い成長を見守る仕事がしたいという思いで志す人もいるでしょう。看護業務でも保育業務でもどちらの時間でも子どもたちと接します。保育園は乳児から小学校入学前までの幅広い年齢の未就学児が集まっており、コミュニケーションがままならない子もいれば、物静かな子、自己主張が激しい子、様々な子どもたちがいて、それぞれに合わせた対応が求められます。そのため、どのような子どもが相手でも喜びを持って楽しみながら関われる人、イライラしても感情的にならず冷静に仕事をこなせる人が向いているでしょう。
保育園の看護師は、基本的に日勤のみで行事がなければほとんど休日出勤もありません。勤務形態も都合に合わせて無理なく働くことができます。しかし、看護師としてのキャリアを築くことは難しく、また給料は決して高くはありません。そのため、キャリアよりも家族の時間を大切にしたい人、子どもたちと触れ合い成長を見守って得られるやりがいを重視したい人、子育ての経験を活かして仕事をしたい人にはおすすめの職場です。

保育園看護師はレア求人

近年、厚生労働省では全国の認可保育園へ看護師の常駐を推奨しています。働く女性の増加に伴い保育園の需要はますます高まっていますが、まだすべての保育園には看護師が配置されておらず、今後はさらに保育園看護師の需要が高まっていくことでしょう。しかし、いざ求人を探してみると求人情報はなかなか見つかりません。保育園看護師は大変人気があり、なかなか欠員がでないのです。求人が見つかっても採用条件に経験者優遇であったり、ある程度の年齢までと指定がされていることもあります。保育園看護師はこのようにレア求人ですが、常勤での求人でなくとも非常勤の求人があれば、最初は非常勤で経験を積みながら勤務することで、常勤に替わることもあります。