看護師は社会貢献できる仕事!一例をみてみよう
看護師は、医療や福祉、保健などさまざまな分野において仕事をしています。それぞれの分野でどのように社会貢献をしているのか、「訪問看護師」「保育園看護師」「産婦人科看護師」を例に挙げて紹介します。近年の少子高齢化に伴い需要が高まっているのが訪問看護師です。保育園看護師は教育を通じて子どもたちの健康管理とケアをしています。産婦人科看護師は命の誕生に立ち会い、未来へ社会貢献をしています。それぞれが、大きな役割をもって社会に貢献しているのです。
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高齢化社会の日本に欠かせない訪問看護
日本では少子高齢化が進んでおり、医療の発展によって今後更なる高齢化が進み、社会保障費が国の財政を圧迫していきます。少子高齢化による医療費の抑制や病床数不足に対策するために、病院での療養から在宅での療養が進められています。そこで需要が高まっているのが自宅や施設などで療養やリハビリテーションを行いながら生活支援を行う訪問看護です。訪問看護師は、利用者それぞれに合った看護を行い、利用者とその家族と信頼関係を築いていくことで、やりがいを感じることができます。
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保育園で教育を通じた社会貢献を目指す
厚生労働省は子どもたちの健康管理とケアを目的に、全国の認可保育園へ看護師の常駐を推奨しています。保育園看護師は保育園での教育を通じて子どもたちの健康管理とケアを行います。体調不良や怪我をした子どもの処置、障害のある子どものケア、アレルギーのある子どもへの対応、感染症の予防と対応、健康管理のための指導などを行います。子どもたちだけでなく、保育園の職員や子どもたちの保護者への健康指導をし、みんなが元気に過ごせるよう見守ります。
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未来のために力を尽くせる産婦人科
新しい命の誕生に立ち会い未来に貢献するのが産婦人科です。産婦人科看護師は、母子の健康を守るため妊娠中から産後までのケアとサポートをします。産婦人科の看護師は医師が行う診察の補助をし、身体の変化や気持ちに不安を抱える妊婦の精神的ケアをしてお産まで妊婦の心身の健康管理をします。お産の際に看護師は助産師の補助を担い、帝王切開では医師の介助をします。また産婦人科はお産のイメージがありますが、中絶と不妊治療に関しても産婦人科の役割です。
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メンタルヘルスケアで重要な役割を担う産業看護師
近年、ストレスを抱える従業員が増加しており、各企業はメンタルヘルスケア対策を進めています。このメンタルヘルスケアにおいて重要な役割を担うのが、産業看護師です。産業看護師は、主に企業の医務室や健康管理室などで働いています。産業看護師は健康相談や保健指導、病気や怪我の処置などを行い、従業員の心身のケアに努めます。社会的ニーズの高い、非常にやりがいのある仕事です。